私、今日結婚致します!!

なんだか照れるけれど、家族・お友達・お世話になった人達にお祝いされながら憧れの教会で式を挙げてます。
噂の誓いの言葉とかアーメンとか想像でしか判らなかった事が今一つ一つ現実になっていく事に驚きも幸せも感じながら・・・。



私は今とても幸せです!








瑠璃達の結婚式は終盤を向かえ、瑠璃の結婚式に来てくれたお友達みんなが作ってくれた花道を通ろうとしていた。
そして、教会の入り口に新郎・新婦が出てくると一気に周りのテンションはあがった。


花道の入り口でまた誓いのキス・・



その後またテンションがあがった花道を二人で通っていく。
周りの人達が祝福の意味も込めてお花を投げてくれる中を瑠璃たちは歩いていく・・・。








「瑠璃〜!おめでとう」


「めっちゃ綺麗w」


「お幸せにね」




みんながお祝いの言葉をかけてくれる。
瑠璃は幸せの雨が降り注いでいるように感じた。








でも後々瑠璃は考えた事があった。

“結婚式の今が一番幸せか?”



そう言われても答えられないのではないかと。
今までもいつも瑠璃を支えてくれていたのは家族やお友達だった。
だから今までだって心の中はいつも幸せの雨が降っていたんじゃないかなっと思ったのだった。

















披露宴の前に瑠璃はお友達とお話する機会があった。





瑠璃『みんな〜!』


「「あっ瑠璃!!?」」


「瑠璃〜おめでとう♪凄い綺麗だったよw」




瑠璃は数々の祝福の言葉を浴びた。
お友達は近くにきた瑠璃に我先にと言葉をかけていたのだった。




瑠璃『ありがとう☆みんな来てくれて嬉しい』


「何言ってんの?当たり前じゃん」


「そうそう!呼んでくれてありがとう瑠璃」











(ほら?私の幸せを素直に喜んでくれるお友達がいるでしょ?
素敵なお友達に出会えた事も私の幸せじゃない!)


















瑠璃は始め自分が大嫌いだった。
自分の短所ばかりが見えて自信が持てなかったのだった。

よく泣いたりもしていた。




「瑠璃はやさしいよ」


「観てると飽きないわw」


「癒されるよね」




そんな時に周りの人が言ってくれてた言葉。
それさえも瑠璃は全部耳を塞ごうとしてた。




“私、何も出来ない・・・”




その言葉で自分を縛り付けていたのだった。







毎回と言えるほどお友達との間で交わされた会話




「何も出来てなんかなくないよ」


瑠璃『でも私には見えないんだもん』















瑠璃にも変わりたいって気持ちはあった。
それをあるときに形にしてみた事があった。
瑠璃は本を読んでみた。自分の為になりそうな本を買ってきては端から読んでいた。



すると・・・答えが書いてあったのだ。









(私、力入れすぎてたのかな?考えすぎてたのかな?)
本を読んだ事で今までの自分がそう思えて凄く力を抜くことが出来たのだった。
力を抜けるようになったのだ。




それから瑠璃はどんなに小さな事でも何か気持ちが出てきたら口に出してみた。

すると自分の中で思うだけの時以上にその気持ちが倍増したのだった。
その気持ちを余計に実感できたのだ。






楽しい



嬉しい



悲しい



寂しい



おもしろい



疲れた



どんな感情でもいい。
どんな気持ちでも大事にしてみたんだ。


すると気付けたことがあった。



“幸せって思える事はいっぱいあったんだ”


“すぐ傍にたくさん転がっていたんだ”





そして今瑠璃は今はそれが積み重なって今の幸せにつながってるって思っていた。
だから・・・「一番幸せ?」そう聞かれると、答えを出す事が出来ないのだった。







でもそれを気付かせてくれたのは周りのお友達だった。
今こうやって瑠璃のことを喜んでくれてるみたいに・・・・。





瑠璃は思った。




“今しかない”














瑠璃『みんな・・・』


「ん?」


「どうしたの?」




(素直になるって凄く難しいんだね。凄く恥ずかしいんだね。
でも・・・今なら言える気がするから)




瑠璃『ありがとう!お友達になってくれて・・』






(ちゃんと自分の気持ち正直に口に出して伝えるんだ!)













「何言ってるの(笑)」


「私こそありがとう♪」


瑠璃『えっ・・・』


「ありがとう瑠璃!」


「あぁ;;;こらこら泣かないの!」


「何泣いてるの?苦笑」


「おめでたい席でしょ!!!」





そう言いながら周りは瑠璃の頭をポンポンッとたたいてくれていた。



























みんな・・・本当に感謝してもしきれないくらい感謝してるよ?





変に意地っ張りだから、伝えられないけれど・・・


ありがとう。。。











今、私は幸せ!
こうやって笑ってられるのもみんなのお陰だね!


そう思えるから。
思えたから・・・






実はね!
もう終わっちゃったんだけれど



その幸せを今度はみんなにあげれるように。

みんなの空に降り注ぐように。






私は感謝の気持ちをこめてブーケを投げたんだよ?















ありがとう・・・。













実はこの作品。
11月頃書き始めてたのですが、12月からは放置状態。
久々に書こう!と思い・・・保存データを出したところ。。。。


自分が何を書こうとしていたのか判らず(涙)アホな管理人です。


でも捨てるのは勿体無いし・・・という事で急遽変更。
内容は当初と違うかもですが、とりあえず書き上げました!!というわけなのです(汗

一番にいいたい事は・・・“幸せは転がっているのです!!”という事で♪(爆)




この小説を書いといてなのですが管理人自身結婚なんてまだまだ先のお話なのですけれどね(笑)


2007.6.17